オップラ!

日仏ファミリー目線で綴るカナダフランス語圏ケベックでの毎日。時々フランス・文房具

BENTOと手作りランチの違いは?海外は日本から、日本は海外から得るお弁当作りのヒント


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海外で日本のお弁当が流行っているというのは聞いたことがある方も多いと思います。お弁当箱も機能性が高くデザインも豊富な日本のものは人気があるんだそうです。

 

最近働き始めたカナダの職場では、手作りのランチをタッパーに入れて持ってきている人がたくさんいるのですが、これだってお弁当ですよね?

 

どうして日本のお弁当が「BENTO」と呼ばれてわざわざ注目されているんだろう?家から持ってくるランチというものが海外に存在しないわけではないのに。

 

そんな疑問が湧いてきました。

 

海外で流行っている「BENTO」の定義は?

英語で書かれた(主にアメリカの)記事をいくつか読んで私なりにまとめてみました。

 

  • 見た目がカラフルで美しく整っており、開けた時の楽しみがある
  • 味、食感、栄養素がバランスよく入っている
  • 室温で数時間保存しても安全で、冷めたままでもおいしい
  • コンパクトで持ち運びしてもぐちゃぐちゃにならないように詰められている

 

他には、お弁当作りに関係する考え方や哲学であるという声もありました。

  • お弁当に適した食べ物とそうでないものの知識
  • 毎日家族に作り続けるための工夫
  • 分量(カロリー)を調節してヘルシーな食生活をするための知恵など

 

アメリカで手作りのランチと言えば紙袋に入ったサンドイッチとフルーツで、毎日変わり映えがなく飽きるんだそうです。それと比較するとBENTOは中身や考え方が新鮮だったんでしょうね。

 

つまり「BENTO」は、手作りランチの中でも「ヘルシーでバランスよくカラフルで見栄えの良いものがコンパクトにお弁当箱の中に詰められたもの」という一つのジャンルみたいなものでしょうか。

 

この定義でいうと、夕ご飯の残りのパスタ一品だけをドーンとお弁当箱に詰めたランチは厳密には「BENTO」ではない、ということになるんですかね。

 

カナダの同僚のランチから学ぶこと

子供のころから日本のお弁当を食べて育ってきたので、海外の方が感じるような真新しさは私は感じられていないのかもしれません。むしろ私にとってはカナダの同僚のランチの方が新鮮ですよ^^

 

私の中には気が付かないうちに「お弁当=BENTO」→「BENTO=手間がかかる」という思い込みがあったみたいで、作る余裕がないときは無理と諦めて買ったり外に食べに行っていたりしていました。

 

ですが同僚のランチを見ると、その程度のもの(と言ったら失礼かもしれませんが)でもお弁当になるんだなと毎日学ばせてもらっています。

 

クスクス+炒めたエビや、野菜たっぷりのソース+パスタなど、シンプルなものを持参されている方が多いです。でもそれはまだ分かる。私もそういうものを持っていくこともあります。

 

もっとすごいのは、2段式のタッパーにグラノーラとヨーグルトを入れてきてる方。毎日飽きないのかなとも思うし、朝ごはんみたいとも思うし。

 

中でも私がとても驚いたのはキュウリとラディッシュとチーズを一口大に切ったものを、それぞれジップロックバッグに入れて持ってきて、デスクでポリポリ食べていた方!

 

それもお弁当になるのね!

 

もっと気楽に考えていいんですね。ということで下は影響されて準備したある日のお弁当。

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ハム、レタス、チーズなどを挟んだサンドイッチと、枝豆とオレンジ。火を使わないで挟んで切って詰めるだけ。枝豆は冷凍のままジッパー袋にポン!5分もあれば準備できました。

 

おわりに

海外では日本の弁当、日本人の私は海外のランチからアイディアを取り入れて、お互いにいいところを学んでお弁当ライフを楽しくできるっていいことですよね。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪