オップラ!

日仏ファミリー目線で綴るカナダフランス語圏ケベックでの毎日。時々フランス・文房具

留学や国際結婚に反対の家族を説得!効果的だったこと・こうすれば良かったと思うこと


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私は10代の頃から外国に興味があり、20代で海外生活を経験、30代で国際結婚、40代になるまでに海外移住を目指しています。

 

海外留学・移住・国際結婚に反対する両親をどう説得するのか

 

私自身ものすごく悩んできたこのテーマについて、実際に行ったことやこうすればよかったという反省を元にこの記事を書きました。

 

※結婚の場合相手の居住地、日本語力、結婚後の生活拠点などの様々な要素によって状況が変わって来るので、今回は全てに当てはまることを書いてます。

 

反対している理由を探る

まだ時期的に余裕がある場合は、まずはなんとなくほのめかしてみます。

 

これには2つ目的があって、一つは親に心の準備をしてもらうこと、もう一つはその時の親の反応を見ることです。反対するかどうか、そしてなぜ反対なのかを知る最初のきっかけになります。

 

なんとなく探りを入れたら、理由を分析します。

 

1)何か今までの自分の行動や決断に不安要素があるのか、それとも2)その計画に無理がある(ように見える)のか、その理由によってやらなくてはいけないことは変わります。

 

反対理由に先回りで答えを用意しておく

親の反対理由が分かったら、その答えを前もって準備しておきます。

 

上記の1)なら自分が変わったことを見せる、2)なら計画を見直したりその計画で問題ないことを示す、などですかね。

 

2)の場合は住む場所・かかる費用・どうその費用を工面するか・日本との連絡手段などがイメージしやすい形で提示するのがいいですね。

 

学校システムや物価など違うこともあるので、数字や資料などを用いて説明(プレゼン)して具体的なイメージを持ってもらいましょう。

 

経済的な援助をしてもらっていて学費や生活費を理由に反対されている場合は、奨学金を調べたり資金を貯めるバイト計画なども話してみるといいかもしれません。

 

自分の気持ちや目的も明確になるので一石二鳥です。家族にも本気度が伝わるのではないでしょうか。逆に言えば、これができない・面倒と感じてしまうということは、そこまで強い気持ちがないということなのかもしれませんよ。

 

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ここまでは割と理論的に反対されている場合でした。次は明確は理由はないけれどただ感情的に反対している方への対応方法です。

 

こういう場合は、思い描いていた未来像から、あなたが離れて行ってしまうことが耐えられないのかなと経験上感じました。

 

そのため留学先での専攻や婚約者の人柄には残念ながらほとんど興味がありません。どんなに説明しようが効果はあまりないでしょう。

 

そこでできることというと、

自分は絶対感情的にならない

時には家族が感情的になることもあると思います。悲しんで泣いたり、怒ったり。でもどんな時でもあなたは感情的にならないでください。

 

感情的になると、思ってもいないことを言ってしまったり落ち着いて話ができなくなってこじれるだけです。

 

自分の夢や幸せを応援してくれないのは悲しいことです。ついかっとなってしまうところですが、ここは冷静にならないといけません。

 

交換条件は飲まない

留学終わったら帰国するとか、移住しても年に1度帰ってくるとか、結婚後日本から離れないとか、いろいろ条件を出してきて「それなら仕方なく許す」という親もいます。

 

話し合いがもつれてくると、とにかくその場を逃げ切りたい一心でその条件を飲んでしまいたくなります。

 

その時は楽かも知れませんがその場しのぎにしかなりません。後で苦労します。

 

人の気持ちや状況は変わるもの。もしかしたら留学中にいいご縁があって現地で就職するかもしれません。そのせっかくのチャンスを何年も前にした約束のために捨てられますか?

 

感情的に反対している親は特に、その当時の約束を心のよりどころにしているのです。

 

こういう場合、気持ちや状況が変わったと伝えたところで理解はしてもらえないです。「約束を破った」と言われてもっとややこしくなります。 

 

別に悪いことをしているわけではないのだから、何かと引き換えにあなたが行動する必要はありません

 

家族内に味方を見つける

当事者ではない人となら冷静に話ができるということもあります。でも全くの他人ではそこまで家族内のことに突っ込みたい人はあまりいないでしょう。家族間の問題ですしね。

 

そこで兄妹や両親のどちらか、親戚などを味方につけられると強いです。

 

私の場合は母が私も知らない間に影で父に話をしてくれたため、父の態度が少しだけ柔らかくなりました。

 

認められなくてもいいという覚悟をする

学費や生活費を援助してもらう場合もあるかもしれませんが、だからと言って親の思い描く人生を歩まなければいけないわけじゃありません。

 

理解して応援してもらうのが理想ですが、理解が得られないからと言って親の反対を理由に諦めてしまうのは、親にあなたの人生の舵を切らせているのと同じことです。

 

あなたの人生はあなたのものです。他人の望む生き方をして満足できますか?

 

できることを全てやっても家族の気持ちが変わらない場合は、ある程度で諦めて割り切りるしかありません。

 

家族を突き放すようで悲しいですが、その覚悟こそ海外でいつか必要になることだったりします。

 

おわりに

以上、私が留学や結婚に当たって家族に説明する際にしたことと、当時できなかった反省から考えたことでした。

 

経済的に自立している場合は、自分の決断について誰かを「説得」する必要はないはずですが、できればいい気持ちで送り出してほしいですからね。

 

あなたが望みを叶えてイキイキと大切な人と海外生活を送ることを願っています。 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪